熱可塑性樹脂シートを加熱軟化させ、型とシートの間を真空にし、圧縮空気圧力でシートを型に密着させて成形します。
シートを型に密着させる時にかける圧力が圧縮空気のものを圧空成形といいます。
真空成形より数倍高い成形圧がかけられるのでより型に忠実な形状に仕上がります。
射出成型品に引けを取らないシャープなラインやシボ模様の転写も可能です。
原理
■ 圧空成形(雄型スライド部付)
サンプル
医療機器ハウジング
建材ドアーパネル
シーリング型照明カバー
■ 特徴
この成形法の長所として
① 大型成形が容易
② 型の制作費が安い
③ 成形シートの加飾選択肢が多い
などがあげられ、これを生かして照明器具のカバー、浴室内のバスタブ、大型サインボード、自動車内・外装等に幅広く利用されています。
設備参考映像