TOM成形とは

NGF成形から派生した3次元表面加飾成形です。
「型」を加飾対象である「基材」に置き換え、フィルムを貼合・転写する加飾が可能。
機能性フィルムを使用すれば封止・防水・防汚などの機能付与も可能。

TOM成形機 紹介動画


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NGF-0512-RS
(成形ステージが2台あるロータリー式NGF成形機)

(再生時間:5分2秒)
 

 
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NGF-0512-S
(成形ステージが1台のシャトル式NGF成形機)

(再生時間:6分22秒)

TOM成形のプロセス詳細 紹介動画


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(再生時間:1分4秒)

原理


 準備

①テーブルに基材(製品)をセットします。
②表皮材をセットします。
③この時上・下チャンバーボックス内は、大気圧状態です。
④上チャンバーボックスを降下させ、上・下チャンバーボックス内を
 気密状態にします。
⑤この時もまだチャンバーボックス内は大気圧状態です。

真空吸引→ヒータ点灯

①上・下チャンバーボックス内を真空状態にします。
②ヒータを点灯し表皮材の加熱を行います。

③表皮材は加熱されると自重により垂れ下がりますが上・下の
チャンバーボックス内の真空度を変えることによりほぼ水平状態になります。

④下チャンバー内のテーブルを上昇させます。
⑤この時上・下チャンバーボックス内は真空状態です。

大気圧でオーバーレイ完了

上チャンバーボックス内のみを大気圧状態にすることにより表皮材は
基材(製品)にオーバーレイされます。

圧空でオーバーレイ完了

①この時上チャンバーボックス内に圧縮空気を入れることによりさらに大きな力で表皮材を基材(製品)に密着させることもできます。(熱転写印刷)

②下チャンバーボックス内を大気圧状態に戻し上チャンバーボックスを上昇させ製品を取り出します。

TOM準備

TOM準備

TOM準備

サンプル


シンク(扉部材に木目調フィルムをTOM成形)

 基材    TOM成形後    市場販売品
  

電子オルガン(射出成形品に木目調フィルムをTOM成形)

 基材    TOM成形後    市場販売品

介護用ベッド(ブロー成形品に木目調フィルムをTOM成形)

 基材    TOM成形後    市場販売品

自動車パーツ(透過性のあるメッキ調フィルムをTOM成形-透過性を利用しイルミネーションパーツとして採用)

 基材    TOM成形後   ASSY状態

防水


従来工法 TOM成形


基材

TOM成形後


基板等の防水加工としての従来工法は、ケースの中に樹脂を流し込む「樹脂ポッティング」が一般的です。

布施真空の「TOM成形」を活用すれば、樹脂を流し込むケースと樹脂を乾燥させる時間が不要になります。また流し込んだ樹脂分の重さが増えますが、TOM成形は厚み150μm程度のフィルムを使用しますので、殆ど重さは変わりません。

フィルムが薄いので、TOM成形前後の違いは殆ど見分けがつきません。
右の写真は、LED素子が実装された電子基板を透明フィルムでTOM成形し、水槽の中に漬けました。

このようにTOM成形を活用すれば、製品に「防水」「防滴」「防錆」などの効果を付与する事が可能です。
加飾品の実用例(水槽内に入れてあります)
 

3次元(プラスチックス)加飾技術の分類



貼合と転写


貼合とは…

貼合とはTOM成形後にフィルムの不要な部分をトリミングし、基材にフィルムを貼り付けたままにする加飾工法です。
フィルムを残すことによりフィルムがもつ独創性の高い表現が可能です。

転写とは…

転写とはTOM成形後にフィルムをはがして、加飾層だけを素材に残す加飾工法です。
フィルムをはがすだけでよいのでトリミングが不要です。
加飾層だけでなくハードコート層の転写なども可能です。

自動車パーツ(外装フロントグリル部分にて転写フィルムが採用)


TOM成形後 ASSY状態

TOM工法で活性化された市場と今後の大きな可能性


革新的な3次元表面加飾工法 ( Three dimension Overlay Method = TOM工法 ) は、高機能熱可塑性フィルムをさまざまな製品に被覆することにより、製品の加飾のみならず、機能も飛躍的に向上させるとともに、消費者の感性に訴え需要を刺激し、新しい市場を創造することを目的とし、此の市場に資材を供給する川下産業の活性化を図るものです。
Core Technologyである従来の塗装・めっき代替工法になるとともに、さらなる市場の拡大が見込まれます。
使用する表皮材は、三つの異なった技術が必要ですが、トータル270社以上のネットワーク、
各界の高い技術力を持つメーカ間で協業する事により、現在数多くの表皮材がTOM市場に出されています。
※ Trilogy
  映画・小説等においてとられる手法で、三つにそれぞれ
  分かれていながら同じ一つの主題を持つ作品群のこと。
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